フランスソムリエ協会の研修旅行記⑨

多分これで最後の旅行記?旅行記9弾目です。

最終日の4日目、天気はまたしてもビミョウ。

雨は降っていないけど、曇り空でした。

少し残念やけど、天気は仕方がないよね。

DAY4

 

朝ごはんと時間配分

1泊目に泊まったホテルに宿泊したから、朝からエッグタルトが食べられると思ったのに、この日はなかった。

最悪。結局エッグタルトを食べずにフランスに戻ってきてしまった。

ボルドーにポルトガル人がやってるエッグタルト屋さんあるから早く買いに行かなければ。

 

集合時間は9時15分。

午前訪問の生産者に到着したのは10時前。

見学予約が11時。

いやいや、会長よ。時間配分。笑

多分今までめっちゃ遅れてたから、心配して待ち合わせ早くしたんやと思うけど、それにしても早すぎ。

1時間の自由時間

突然現れた自由時間。

ポルトの町中にいたので、リフトに乗ることに。

高台まで行って、ポルトの町を見下ろし、あぁ良い旅行だったなーと振り返る時間に。

やっぱり高台って気持ちいいね!

porto

ボルドーが平たんなのもあって、起伏のある街に行くとすごくテンション上がる。

とはいえあまり時間がないので急いで帰りのリフトに。

帰りのリフト番号は13番。

この日は11月13日。

私たちグループの人数は13人。

中々不幸な数字が続いてて、みんなで金曜日じゃなくて良かったねーって。笑

porto

グラハム見学

グラハムの見学は本当に素晴らしかった!

前日見学したキンタ・ド・ボンフィンを所有している一族。

だから前日はワインをテイスティングさせてくれたのです。

まずは一族の歴史から。

歴史を聞くと、誰もが知っている名前(イギリスの女王やアメリカの大統領)が沢山出てきて、長い間続いてきた偉大なる家族経営の生産者だということがとてもよくわかる。

イギリス王室に献上されているらしい。

 

見学のほとんどは熟成セラーの中で行いました。

Graham's

テクニカルな内容は、ブログに書く予定なので省きますが、この3日間の見学で曖昧だった部分が全て明確に分かった瞬間!

やはり色々な作り手に行くってとっても大事なことだと再認識。

蠟封されている樽もあって、なぜかと聞くと、昔々は蝋封していたからとの回答。

つまり、とても古いポートワインが眠っている樽ということです。

かなり詳しい説明を聞いた後、特別ルームにて試飲をさせて頂きました。

Graham's

試飲

試飲は赤白4種類。

私はVINTAGEが好きなことと、どうして熟成TAWNYがそれほど響かないのかが分かった。

これは完全に私の好みなのだけれど、普段から古いピノー・デ・シャラントを飲んでいるからだなぁと。

ほんまは良くないんやけど、ピノー・デ・シャラントをわざと酸化させて飲んでたりするのです。

それと似ている。いや、ピノー・デ・シャラントを正しく飲めよ、の突っ込みはなしでお願いします。

では、簡単なテイスティングコメントです。

Graham's

白ポート:ブレンド N゜5

カクテルに使うために作られたと言っても過言ではないポートワイン。

半甘口のワインで、ライムやミントの香りが。

個人的にはすだちを感じた!

ユリの様な白い花と心地のいい苦み。

熟した桃やトロピカルフルーツが後味に。

赤ポート:LBV2017

フレッシュさとシナモンなどのスパイス。

 

タンニンを感じるも、とても柔らか。

赤や黒のフルーツが踊り、しなやかでエレガント。

赤ポート:VINTAGE2006

個人的な好みはコレ。

 

複雑でスパイシー。

ユーカリやミントなどのフレッシュさを感じる。

フレッシュでエレガント。

フルーツや花の香りに包まれる優しいお酒。

赤ポート:TAWNY 20年

皮ごと煮たオレンジ。

 

革の香りやシナモン。

しっかりとした甘みとアルコールのバランスがとても良い。

Graham's

ランチ

大満足の見学の後はランチです。

この日のランチは特に予定してなかったんやけど、敷地内のレストランへ。

レストランに行く途中、ショップを通るんやけど、ポップが可愛すぎる!

ポルトの人たちのセンスが本当に素敵でときめいた。

 

Graham's

併設のレストランはサービスがめっちゃ遅いと評判らしいので、飛行機の時間があるからと最初からお伝えする。

それでもサービス遅くて、ちょっとやきもきしたのはいい思い出。

まずは定番のオリーブオイルとパン。

オリーブオイルがおいしくて、パンを沢山食べてしまうのが、ポルトガルの悪いところやな。

 

Graham's

前菜はサラダとお肉のカルパッチョ。

私は迷うことなくお肉を頂きました!

っていうのも、ここまで魚重視して食べてたから、体が肉を欲してたのです。

 

Graham's

メインは豚肉&牛肉。

みんなでシェアしてどちらも食べたけど、ポルトガル、料理美味しすぎるよ…。

 

デザートはリンゴのタルト。

 

Graham's

それぞれ白ワインと赤ワイン、ポートワインと共に頂き、大満足のランチでした。

サービスは遅いけど、料理はおいしい。また行きたいお店です。

Graham's

最後に

ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

小さなハプニングがいくつかあったけど、本当に楽しくて、みんなとめっちゃ仲良くなれた旅でした!

次回はハンガリーに行こうとみんなが口々に言ってるけど、さぁ、果たして実現されるのか。

実現されたら絶対また行く。

Graham's

コロナで4年ぶりの開催になった旅行、素晴らしい旅でした。

アリエノールのお酒とは関係ないですが、フランスではこんな活動もしているのだなぁと思って頂ければと思います。

本当にここまでお付き合いありがとうございました!

Graham's

 

その他ポルト研修記

 

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研修記②
研修記③
研修記④
研修記⑤
研修記⑥
研修記⑦
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