サンテミリオン&衛星地区のワインコンクールで審査員してきました。

2024年1月末。

招待を頂いたので、サンテミリオン&サンテミリオン衛星地区のワインのコンクールに参加してきました。

今回は審査員の一人として参加。

会場到着

ボルドーの試飲会の定番の場所、ブルス広場の建物が会場でした。

年に何回この中に入ってるかわからないほど、ボルドーでは定番の場所です。

18時30分に受付開始、19時に開始とお知らせが来ていたので、18時40分くらいに到着。

予想通り待ちでした。

誰か知り合いに会うだろうと思ってたけど、誰もおらず、ぼーっと開場を待ってた。

concours saint emilion

開場

このコンクールの主催者の話を聞き、開場。

1テーブルに3名+管理者+サービスという5名体制で行いました。

事前に席が決まっておらず、同じテーブルに知り合いがいない状態でテイスティングを行います。

色の詳細は分からんけど、職業毎に名札の色が分かれていて、バランスが良くなるように着席テーブルを指示されました。

私は15番テーブルで、3人とも女性。さらに管理者も女性。サービスをしてくれるのも女性でした。

唯一の女性だけテーブル。

ちなみに管理者は私たちの意見を総括してくれる人です。

審査方法

初めて出会った人たちなので、軽く自己紹介をしました。

サンテミリオンの格付けワイナリーが管理者で、ワインマニアとネゴシアンで長年働く方、そして私、という4人です。

そしてコンクールの仕組みを理解する時間。

試飲はもちろんブラインド。

2種類のワインを3ビンテージ試飲して、それぞれのビンテージで勝者を決めると言う簡単な審査方法。

私が今までに参加したコンクールの中でも一番簡単な審査方法やった。

これは楽ちんで沢山評価できるからいいね!

審査開始

番号の付いたワインが6種類届きました。

目の前にはワイングラスが2脚。

同じアペラシオンの同じビンテージの違うワイナリーのワインが2種類注がれます。

まずは2021年。そして2020年。最後に2019年と3年分さかのぼって試飲しました。

ちなみにアペラシオンとビンテージは分かるけど、どのワイナリーのワインを試飲しているのかは、今現在も分かってません。

きっと一生知ることはないのだと思う。残念。

良かったワインの番号を伝えて、管理者がメモ。

6種類を試飲した後、どちらのワイナリーが良かったかをサービスの方に伝えて、次のワインを取りに行く、というシステムです。

私たちはリュサック・サンテミリオン、ピュイスガン・サンテミリオン、サンテミリオン、サンテミリオン・グランクリュ、サンテミリオン・グランクリュクラッセと5アペラシオン、計36種類のワインを試飲しました。

それぞれのテーブルで評価しているワインは違うので、全員の意見をまとめて勝者を決定するというもの。

concours saint emilion

カクテルディナー

審査が終わった後はカクテルディナーが提供されました。

目の前に並ぶ赤ワインたち。

concours saint emilion

そしてクレマン・ド・ボルドー。

concours saint emilion

色々赤ワインをテイスティングしようと思ったけど、この日は朝から移動と見学と試飲で疲れてて、結局クレマン・ド・ボルドーばっかり飲んでしまった。

最近のクレマン・ド・ボルドー、クオリティ上がってて、いいワインが増えてるから面白い!

立食スタイルでフィンガーフードが沢山出てくるので、退屈しない。

concours saint emilion

結局開場にはソムリエ仲間が2人いて、3人でわいわい話せたのも楽しかったな。

審査も重要なのは分かるけど、結局みんなと話すのが楽しくてワインを続けてられるんやなぁと思った。

そしてカクテルディナーで飲めた赤ワインは、やっぱり有名どころが一瞬でなくなり、ネームバリューもとてもとても重要なんだと再認識しました。

年に何回か審査員の依頼が来るから、可能な限り行ってきます!

そして評価方法や雰囲気を一部でもお伝えできればと思います!