フランスソムリエ協会の研修旅行記⑤

ポルトガル旅行記第五弾です。

まだ二日目折り返し地点。

一体第何弾まで続くのでしょうか。

長い旅行記ですが、どうぞお付き合いよろしくお願いします。

DAY2

 

移動

食事を終えた私たちはバス移動に移ります。

行きでのバスのハプニングをまた繰り返しました。

(詳細は旅行記②をご覧ください)

ランチを沢山食べて、行きよりも重くなってるし。笑

エリタージュ訪問

1時間弱かな、移動をして到着したのがエリタージュという家族経営の小さな生産者。

到着した時には日が傾き始めていて、天気が良かったらきれいな夕焼けが見れていただろうなぁと。

オーナーさんが完全に暗くなる前に見せたいものがある!と車で移動することに。

私たちを乗せてきたバスはもう帰ってもらってるし、バスではいけない道を通るから、バンと荷台付きのトラックで行こうと提案されました。

ところが、みんなトラックの荷台に乗り始めて、結局トラックだけで山道を登ることに。

めぇぇっちゃ気持ちよかったけど、マジでボルドーのソムリエ元気すぎる。

ジェットコースターの様に山道を登り、到着したのが滝が見える場所。

皆でぎゃーぎゃー言いながらの道中はこの旅で忘れられない思い出の一つやな。

車を降りて、日が完全に暮れる直前に見た景色は本当に美しくて、連れてきてもらったことを本当に感謝した。

自分だけやったら絶対にあそこまで行かれへんもん。

帰りも自然のジェットコースターに叫びながら醸造所へ。

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醸造所見学

ポルトあるあるなのかな、収穫中にブドウを踏む大きな入れ物の中で話を聞くの。

目の前にはフラージュ中の絵もあって、イメージが伝わってくる。

収穫直後はみんなしっかりブドウを踏むけど、終わりに近づくとみんなで歌を歌ったり、音楽を鳴らしたりするらしい!

ほんま一度は来てみたい。

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ここはポートワインしか生産してないんやけど、熟成直前のポートの試飲をさせてもらった。

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そして熟成室を見て、試飲へ。

もうこの時夜の9時くらいやったから、結構駆け足での見学やった。

こんな時間まで受け入れてくれるの優しすぎる!

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試飲

試飲で頂いたのは6種類のポートワイン。

熟成の仕方も様々、年数も様々なポートワインです。

今回も簡単にテイスティングコメントを。

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白ポートワイン:30年

赤ポートはしっかり甘みを感じるけど、白ポートは熟成が長くても辛口だと感じる。

フィルターにかけられておらず、いろいろな成分を感じる。

酸味とフレッシュさ。

アプリコットなんかのフルーツも感じる。

チーズによく合いそう。

白ポートワイン:40年

フィルターをかけたポート。

しっかり複雑で、ふくよか。

先ほどと違い甘みをしっかり感じる白ポート。

赤ポートワイン:タウニー10年

赤いフルーツ!

サクランボやキルシュ。

赤ポートワイン:タウニー40年

甘みをしっかり感じるふくよかなポート。

まったりしていて、甘口好きにはたまらなそう。

赤ポートワイン:LBV2015年

カシス!!!

還元で造られているポートの方が私は好きだと気付きだす。

黒いフルーツが沢山でも、主にカシス。

赤ポートワイン:VINTAGE2013年

チョコレート、カカオ。

黒いフルーツ主体で、タンニンも感じる。

贅沢な1本。

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夕食

夕食もエリタージュで頂きました!

中々ご飯が始まらない、ポルトガル時間。

この時の私、日本から帰国したばっかりでめっちゃ眠たくて…

食事前から椅子に座って寝落ちしてた。申し訳ない。

突然外で、というかワイナリー前の道で焚火が始まり、栗を焼きだした!

この時の時間は21時30分。

めっちゃお腹空いてたから、焼き立ての栗を頂き、みんなで焚火をみて…

あぁ、また眠い。

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この焚火タイムから村全員が集まって、村全員で食事。

と聞くとものすごい人数の様に聞こえるけど、この村に定住しているのは1家族3人らしい。

それは地元密着型生産者になるよね!!

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食事のお供はもちろんポートワインで、恒例のチーズとシャルキュトリーの盛り合わせを。

そしてついに来た!アクラ・ド・モリュー!

塩漬けして干した鱈のコロッケです。

これ、ポルトに来る前から食べたかったからめっちゃうれしい。

私たちが試飲している途中に揚げてくれてたから、残念ながら冷めてたけど、それでもすごい美味しかった!

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当主がパーティーピーポーで、爆音で音楽をかけながらみんなで踊ったり。

食べてるのか、踊ってるのか、わからなくなる。

 

そして爆音が消えた瞬間に寝落ちしてしまう私。

その時みんなは外で葉巻吸いながらポートワインを嗜んでたり、みんな各々のんびりタイムを過ごしてた。

私は今すぐにでもベッドへダイブしたかったけど、宿が少し離れたところだったので我慢。

結局夜中1時か2時くらい?に宿に到着しました。

この日はめっちゃ楽しかったけど、めっちゃ長かった!

こういう旅行の直前に日本に帰るべきではないね。

最後に

1日目の夜、2日目の夜と楽しいポルトガルの夜が過ぎていきました。

3日目、みんな疲れてたのは言うまでもない。笑

でもこの日一日、みんなの笑顔が爆発してたのも言うまでもない。

多分一生忘れられない思い出ができました!

 

その他ポルト研修記

 

研修記①
研修記②
研修記③
研修記④
研修記⑥
研修記⑦
研修記⑧
研修記⑨