2日目の夜も更けていき、折り返し地点3日目です。
3日目は移動も少な目で、晴れ間も出てきて、起きた瞬間からちょっとテンション上がった!
DAY3
起床
朝9時に待ち合わせやと思って、朝8時に朝ごはん食べようと降りたら誰もいない。
ホテルの方もおらず、さまよってたら「Olá(オラ)」とホテルの方が。
残念ながらポルトガル語が話せないので、英語なのだけれど「朝ごはんは何時からですか?」と聞くと「8時30分からよ」と。
Whatsappのグループに8時半から朝ごはんだよーと流して、部屋へ戻る。
荷物を片付けて、8時30分過ぎに下に降りたら、みんなから「起きるの早すぎない?」「昨日疲れてたけど、疲れは取れた?」って聞かれた。
前日夕食中に寝てたのもあって、なんで朝から元気なのか不思議がられた。
素朴やけど、美味しい朝ごはんを頂き、バスを待つ。
そしてそこで知る。待ち合わせが9時30分だということに。
昨晩訪問したエリタージュに宿泊している人たちもいて、エリタージュチームを先に迎えに行ってから私たちを迎えに来てくれるコースやったらしい。
なんてこった。それなら30分長く寝れたのに。
寝ぼけて話聞いたらあかんね…。
この日は青空が少し見えていて、それだけで嬉しかったんやけど、エリタージュチームから送られてくる朝のドウロ川の写真が美しくて悔しい。笑
移動
バスが到着して、早速ワイナリー目指して移動。
途中、なぜかバスを停めて降りることに。
なんでかと思ったら、とても美しい駅だから写真を撮ろう!って。
確かにポルトガルらしい陶器の壁が美しい。
しかも駅の中にポートワインショップがある!
いやはや、ポルトガル観光業凄いよ。
ボルドーは完全に負けてるね。
クロフト訪問
3日目の訪問1件目はクロフト。
案内をしてくれた方が、ここは観光用の見学をするから少し物足りなかったらごめん、と最初に言ってくれたけど、いやいや、めっちゃ説明丁寧で大満足でした!
通常の申し込みでは説明しないことだと言って説明してくれたことも沢山あって、本当に良い見学だった。
到着してまず私たちを受け入れてくれるのがタンク。
タンクに見えないけど、タンク。
今現在も冬の間のワイン保管に使用してるらしいけど、もう使わなくなったこの変わった形のタンクをホテルの1室として貸し出している作り手もいるらしい。
泊まりたい!!
そして初めてブドウ畑の中で説明を聞きました。
というのも1日目はポルトの町中で畑がなかったし、2日目は雨だったからね。
ブドウ品種の違い、起伏が激しいことによる収穫の難しさなど色々聞いた。
手摘み収穫の難しさはどの国も変わらないらしく、何よりも人手が足りないことらしい。
しかもポルトガルは給与が安いから、余計に人が足りないらしい。
そして到着した収穫されたブドウを潰す部屋。
相変わらず、足でブドウを踏む入れ物?タンク?の中で話を聞きました。
少しだけ樽も置かれていて、作っているポートワインのそれぞれの熟成の仕方などを学びました。
そして質問してみた。
ポートワインは発行途中に蒸留酒を入れることで発酵を止めて甘口のワインを造っているのだけれど、その蒸留酒について。
どのような蒸留器を使っているのか、品種は何なのか、などなど。
結論:あまり知らない。
私はコニャックに住んでる土地柄、蒸留酒に興味があるのだけれど、ポートワインの人たちはそこを重要視していないのが分かった。
これも大きな収穫。
特にポルトガルで製造したものでなければいけない、という決まりもなく、フランスやスペインから蒸留酒を輸入するパターンもあるらしい。
そのすべてがポートワイン委員会によってかなり厳しく分析/検査/選択されるらしい。
やっぱりお酒は現地に行って聞かないとわからないことが多いから面白いね!!
試飲
そして試飲です。
ここでは5種類のポートワインを試飲しました。
全体的にこの作り手のポートワインはフレッシュさが特徴的だな、と思った。
ロゼポート:ピンク
めっちゃどうでもいいけど、クロフトのロゴ、羅針盤みたいでかわいいよね。
ピノ・ノワールに似た特徴を持つ、ルフェテというブドウで造られたポート。
酸と甘みのバランスが良くて、イチゴなんかの赤いフルーツが主体。
個人的には氷を入れたり、カクテルにして楽しみたい。
赤ポート:VINTAGE2016
カシスの大爆発。
苦みもあって、まだアルコール感をしっかり感じるからもう少し熟成させたい。
赤ポート:タウニー・レゼルヴァ
キャラメルとイチジク。
熟成した赤ワインの様な味わい。
赤ポート:タウニー10年
10年熟成だけれど軽やか。
赤いフルーツが主体でバニラの香りも。
ポート:タウニー20年
イチジク、ブラックチェリー、ドライフルーツ。
まったりしているけど、フレッシュさも忘れない。
最後に
3日目の最初の記事はクロフト訪問でした。
次回はお昼ごはんと午後の見学まで描けるかな。
午後の見学はちょっぴり笑える見学でした。