ソムリエ協会でのガラディナーレポート

前回に引き続き、私が役員になった日のお話です。

前回の話はソムリエ協会ボルドー支部役員就任しました!をご覧ください。

 

総会が終わった後、ガラディナーの始まりです。

総会が思ったより遅く終わったので、ガラディナーだけに来た人達はワイナリーの見学をしてた。

今まで書くの忘れてたけど、総会&ガラディナーが行われたのはペサック・レオニャンに位置するDomaine de Chavalier(ドメーヌ・ド・シュヴァリエ)というワイナリーです。

格付けにも選ばれているワイナリーなので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

準備

総会の開始、というかみんなにアナウンスしている時間の1時間半くらいに会場入りした私。

絶対いっぱい飲むと思って、この日はUberで行きました。

みんなへのアナウンス時間に到着するなら、友達の車に乗せてもらっていくつもりやったけど仕方なくUberで。

このUberの運転手がひどくて、ひどくて。

使ったことある人ならわかると思うけど、目的地を入力してから車を呼ぶのね。

ボルドー市内で呼んでワイナリーまで40分くらいかな。

10分くらい運転したら「あぁ遠い」「意味わからん」「腹立つ」「くそったれ」と独り言をずーっと呟いていて、めっちゃ気分悪かった。

ワイナリー到着したら、会長と秘書がいて、到着したよー!って叫んだら「こんな遠くまで運転してくれる車を見つけられてよかったね」って嫌味まで言われた。

いやいや、ワイナリーまでの運転を許可したのはあなたでしょう、と。

そんなちょっと嫌な気持ちで始まった12月3日ですが、天気は快晴!

最近のボルドーは雨が多いから、晴れているだけで気分が明るくなる!

余談やけど、この間ワイナリー訪問をしたときに「冬の雨は良いんじゃないの?」と聞いたら、今年は降りすぎやからもう止んでもいい。って言ってたくらい毎日雨が降ってる。

私の持ち物

この日の私の持ち物は、パソコンとノート、その他文房具。

メゾンから提供頂いたコニャック4本。

そしてワインの6本箱にぱんぱんに入ったコルク3箱。

このコルクたちはコルクをリサイクルする組合が回収してくれて、リサイクルで得たお金を癌患者のために使ってくれるのです。

普段何気なく捨てているものが、誰かの役に立つと知ると結構みんな協力的。

ということで私も長年コルクを捨てずに貯め続けています。

(以前LIQUL(リカル)という媒体でこの団体について書いたので、よろしければコルクをリサイクルした資金をガン患者救済にもご覧ください)

 

準備開始

会長も秘書もそれぞれ自身の車がぱんぱんになるほど荷物を積み込んでた。

ワイナリーから提供頂いたワインやゲームに使う備品、そして大量のコルクなどなど。

それをバラす作業が結構大変!

当日ヒールを履いていった私は、ちょっと後悔しながら、会場の設営を手伝っていました。

ガラディナー中にゲームも予定していたから、そのためのワインを並べたりとかしながら、いつも誰かがやってくれていたんだなぁと思う私。

ディナー開始

今回のガラディナーは有料なんやけど、協会員とその招待客が来ることができました。

招待客と協会員の料金は違うけど、それでもかなりリーズナブルやと思う。

協会員の総会は予定より少し遅く終わってしまったので、ワイナリー見学ができず…。

招待客の方々が戻ってきたらガラディナーの開始!

まずはアペリティフにシャンパーニュを。

想像以上に沢山のシャンパーニュがあって、この時はセルフサービスやったから好きなのを好きなだけみんな飲んでた。

私は少量ずつ可能な限り色んな種類頂きました!

シャンパーニュと一緒に牡蠣やフィンガーフードが沢山出てきて、いろいろ食べながら、わいわい喋りながらのアペリティフはやっぱりめっちゃ楽しい!!

ソムリエ協会ボルドー支部、過去4代の会長の写真を撮ったり、ポルトガル旅行メンバーとワイワイ喋ったり、ほんまにめっちゃ楽しかった。

(ポルトガル旅行についてもコラム書いているので、来年頭には公開開始します)

dinergala

120名を超える会では、やはりマイクは必須。

アペリティフを飲みながら、会長が任期最後の挨拶をしたり、食事中に開催されるゲームについて話したり、必要な情報が共有された。

そして席へ。私の席はまさかの一番いい名誉テーブル。

ワイナリーオーナーと一緒に食事できるのってほんま貴重な経験!

テーブルは指定されてるけど、席の指定はなし。

そしてこの時に思った。カメラマンがいないな、と。

こんな沢山の人が一気に集まるのって珍しいし、協会員も普段ここまで集まらへんから、折角の機会を残したいって。

ということで、食事の合間にテーブルごとの写真を撮ることを決意!

話したい人いっぱいいるし、会費の支払いとか、いろいろでめっちゃ動いてて、全然席で落ち着いてご飯食べてなかったら、会長から「さちこ、そんなに仕事しなくていいからゆっくりお食べ」と諭された。

でも、みんな席毎の写真は欲しいらしく、撮りに来てとも言われた。どっちやねん。

今まであんまり協会内で自己主張せずに来たけど、自己主張しても受け入れてくれる空間は心地が良い。

食事は前菜、メイン、チーズ、デザートと続き、食後酒の時間へ。

食中に提供されたお酒は誰かしらがマイクで説明をしていて、食後酒はポルトガル旅行で得たポルトと、私が持って行ったコニャック。

すでにアリエノールで提供しているPlanat(プラナ)とまもなく輸入されるMarancheville(マランシュヴィル)をメゾンから提供頂いたので、自己紹介も兼ねてコニャックの説明を5分ほど。

dinergala

もちろん事前に話すことは準備していきました。

120名以上のフランス人を前に話すのは緊張するかと思ったけど、意外と普通で良かった。

ほとんど知ってる人やし、失敗できるというのが一番大きいけど、年に何度かイベントで音楽の演奏をしていて(バンド活動で歌を歌っています)、不特定多数の前で何かをするのに全く抵抗がなくなっているのかな、とも思った。

何事も繋がっているね!

 

ガラディナーって恐れ多いイメージあるけど、さすがボルドー支部の集まり。

終始フレンドリーでめっちゃ楽しかった!

フランスのソムリエ協会は地域ごとに支部があって、それぞれが活動しているので横のつながりはあまりないのだけれど、ボルドー支部が一番仲が良いと自信をもって言えるほど仲良し!

ワインという共通項でつながった、年齢、性別、国、職業問わず色んな人が集まっていて、本当に楽しい支部なんです。

来年ガラディナーを開催するかは私たち役員にかかっているけれど、1年か2年に1回は開催したいと思える、とても良い会でした!

すべて終わった後、撤収を軽くしてから家に着いたのは深夜2時過ぎ。

翌日、というかその日はそのまま泥の様に眠ったけど、とてもいい疲労感でした!

今までは表側しか共有できていなかったけれど、役員になったことで裏側も皆さんにお届けできるかなぁと思っています。

次回コラムはポルトガル旅行の予定なので、楽しみにしていてください!