シャトー・ド・フランス 2021年

同生産者のお酒

→赤ワイン：シャトー・ド・フランス 2020年

商品説明

ボルドーは赤ワインのイメージが強いと思いますし、実際にその生産の80％が赤ワインですが、ボルドーの街の南側のペサック＝レオニャンでは白ワインと赤ワイン共に生産しています。格付け協会に所属しているワイナリーでもあるので、品質が良いのがそれだけでわかって貰えると思います。
ペサック・レオニャンらしい白ワインで、熟成にも耐えうるワイン。バランスがとても良くて、ワイン初心者にも、玄人にも喜んでもらえるワイン！

合わせて食べたい料理

少し塩味もあるワインで、柑橘系フルーツも沢山感じるワインで、魚介の刺身に良く合います。
私が最初に試飲した時に、頭に浮かんだのが生のホタテに岩塩をまぶし、少しグレープフルーツの実をかけたホタテのカルパッチョ。少し甘味のあるホタテに、酸と塩味がマッチすること間違いなしです。
火を通さない生の料理にも合わせられますが、鶏肉のクリーム煮にも合わせられる汎用性が高いワインです。
レモンやライムを料理に振りかける代わりに、この白ワインを飲むのも料理とマッチしてくれます！

ワイナリーについて

ボルドーから南に15km程度、レオニャンの最も高い斜面の一つに畑が広がっています。
白ワイン用品種は4ヘクタールのみの生産で、稀少なワインの一つ。
ピレネー山脈から流れてきた砂利が地表に露出し、粘土石灰質の下層土も持ちます。
このピレネー山脈から流れてきた砂利はグラーヴと呼ばれ、ボルドーの中でもペサックレオニャンを代表する土壌です
それにより地表温度が保たれ、ブドウの成熟に良い影響を与えます。

醸造方法

空気圧プレスにて直接圧搾。
デブルバージュ用に25へクトリットルのタンク3基と、35へクトリットルのタンク3基。
樽内で7～10日のアルコール発酵：40％新樽（ワインのフレッシュさを保つために「フレッシュ樽」と名付けられたそこにアカシアを使用した樽も一部使用）60％の1年ワインを熟成したワイン。
発酵温度：18～22℃
樽熟成：8～9か月－週に1度はバトナージュを行い、熟成の最後は約15日に1度バトナージュ
瓶詰め前にろ過。

ワイナリーとの出会い

私の趣味はワイナリー訪問。お客様と一緒に訪問することもありますが、一人でも時間ができたら訪問を行っています。訪問をするワイナリーを選ぶのは、偶然だったり、誰かの口コミだったり、SNSを見たりと色々。このワイナリーを訪問したのは、「ボルドーワイン格付け協会」に所属しているワイナリーなのに行ったことがなかったから。何度か試飲をしたことはあったので、ワインの品質が良いのはわかっていました。
ボルドーのワイナリー訪問は、どの生産者でも同じような流れで行われます。歴史の説明に始まり、畑、醸造、熟成とワイン造りのプロセスを説明してくれ、最後に試飲。
この時は運よく、なのか事前に私がワインの仕事をしていることを伝えていたからなのか、当主自らが案内してくれました。今思い返せば、メールを返してくれたのも当主のアルノー。
本人は無骨な見た目ですが、ワイナリー訪問をしながら色々雑談をしてくれました。仕事は具体的に何をしているの？と聞かれたので、日本でフランスのワインを販売したいと思っているんだ、とお伝えすると「今日本に輸出で来てないから、一緒に働けたら嬉しい」と言ってくれたのが始まりです。今まで何度か日本に輸入したいと言われたこともあるけど、タイミングや運が悪く、日本に入れることが出来なかったと。
ペサック＝レオニャンでワイナリーを経営していて、歴史もあるのに日本に輸入されていないのが不思議なワイン。