マランシュヴィル訪問記

マランシュヴィルとの思い出

始めてマランシュヴィルを訪問したのはいつの頃か。

確か2015年前後だったと思う。

そのころの私は、ソムリエ資格を取得し、ワインの経営学の勉強をしていたころ。

今現在夫となる人と一緒にはいたものの、まだフランスに根を張って生きていくか悩んでいたころだったように記憶している。

そんな折、親戚の集まりがあるから来ない?と言われて行ったマランシュヴィル。

私がお酒の勉強をしているのは親族みんなの周知の事実だったので、蒸留器を見せてもらい、蒸留の話を沢山聞いた。

けど当時の私は知識がなかった。

まだまだワインの人で、コニャックに移り住んできて、コニャックがこんなに好きになるとは思ってなかった頃のこと。

今思うとかなりもったいないことをしていたなぁと。

親戚の集まりなので子供たちもいて、子供&男性陣は蒸留所敷地内でサッカーしてたのを思い出す。

フランスはサッカー人口が多いし、スポーツ観戦を取っても多分サッカーが一番のスポーツで皆サッカーが好き。

ただ、サッカーバカな男性陣が多すぎるからか、女性陣はあまりサッカーが好きでないパターンが多い。笑

フランスのリーグ戦を見る機会があったら、是非観客席に注目してほしい。

男性陣の観戦割合凄い!

と、話がそれてしまいました。

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2021年冬

その数年後、マランシュヴィルに食事においでよ!と当主夫妻グレゴワ&エレーヌにお誘いを受けてお家へ。

ちょうど蒸留期間中やったから、蒸留中のポットスティルも見せてもらって感動した思い出が。

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その当時マランシュヴィルはXOしか生産していなかったけど、グレゴワは自分の造るカクテル用に若いコニャックを造ってた。

「最近はまってるカクテルがあるから食前酒に飲む?」と聞かれて「もちろん!」と。

確か柑橘系の爽やかカクテルだったと記憶している。

そしてフランスの家庭で初めてシェイカーを振る人を見たのもこの時。

私もカクテルにはまってて、グレゴワとカクテル談義をしたのもいい思い出。

その後食事を楽しみ、食後もやっぱりコニャック。

今度は熟成年数の長い、グランド・シャンパーニュの特徴がしっかり出たコニャックを。

その時もまだリリースしてないけど、と数種類のコニャックを頂きました。

あぁ、コニャックってこんなにも美味しいお酒なんだな、と再認識した日でもあります。

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さらに数年後

そしてコロナ禍突入。

フランスではマスクの着用義務がなくなり、みんなが少し落ち着いてきた頃、グレゴワとエレーヌが家に来ました。

二人が仕事でコニャックに来たので、折角ならと家のバーで飲むことに。

(私の長年の夢で家にバーを作りました。)

グレゴワが私のシェイカーたちを見て「ほら、同じくらいシェイカーあるよ!」って言ってた。

グレゴワも私もカクテル好きで、自分の好きなカクテルを作るっていう共通点がある。

この日はあまり時間がなかったけど、いい時間を過ごせた。

2023年夏

そして2023年夏。

コニャックから車で1時間程度、大西洋側にロワイアンという別荘地があります。

夏にはロワイアンに行く人が多いシャラント人たち。

7月14日パリ祭。

花火が上がるので、大西洋に浮かぶ花火を見にロワイアンへ。

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偶然グレゴワ&エレーヌ夫妻に会い、花火までの間一緒に飲むことになりました。

この日、新しいラインナップも飲ましてもらって、相変わらずのバランスの良いコニャックに安心感を。

そしてこの日見た夕焼けはきっと忘れないと思う。

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11月末

さらに11月末。

蒸留シーズンということもあり、マランシュヴィルへお邪魔しました。

蒸留を見させてもらいながら、1950年代に造られたエレーヌのお祖父さんの代から使用している蒸留器が動いているのを見させてもらいました。

何度もお家にお邪魔しているのに、蒸留所に行くのは久しぶりで、到着したけど入口わからんくて迷った。笑

始めてオフィシャルに蒸留所訪問をし、蒸留を見させてもらい、細かさと厳しさのある蒸留を見させてもらった。

さらに、初めて熟成セラーにも入った。

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多分言ったら今までも入れてくれたけど、なぜか今まで入ったことなかった熟成セラー。

小さいけど、十分な大きさと、湿度が高いのが入っていれば分かるセラーでした。

最後に

マランシュヴィルは9つの異なる熟成セラーを持っているので、いつか9つ制覇したい!

グレゴワ&エレーヌ夫妻そして子供たちに会う機会は沢山あるので、また共有します!